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みんなで一緒に「フードロスをなくそう!大作戦」レポート♪

「AJINOMOTO PARK」ではファンのみなさんと交流するため、定期的にオンラインミーティングを開催しています。

今回のテーマは、『一緒に考える、フードロスをなくそう!大作戦 〜合言葉は「捨てたもんじゃない!」〜』。どうしたらフードロス問題を解決できるのか、味の素社員とファンのみなさんで、未来のための作戦会議をおこないました!

と言っても難しいイベントではありません。味の素グループが実践しているフードロス削減への取り組みを紹介したり、参加者のみなさんがフードロス削減のためにしている工夫をざっくばらんにお喋りしたり。
これを読めば、明日から自然とおうちのフードロス対策に取り組めるかも? すてきなアイデア満載の、オンラインミーティングの模様をぜひご覧ください♪

「フードロスをなくそう!大作戦」イベント動画はこちら↓


合言葉は「捨てたもんじゃない!」TOO GOOD TO WASTEとは?

この秋から、味の素グループでは「TOO GOOD TO WASTE(略してTGTW)」という新プロジェクトが始まります。いったいどのようなプロジェクトなのか、担当の淡川さんと松井さんに紹介していただきました!

淡川さん:「TOO GOOD TO WASTE」は英語で「捨てるには素晴らしすぎる」という意味。食資源を最大限に活かしていこう、というプロジェクトです!

淡川さん:TGTWの大切にしたい考え方は、「もったいないから捨てない」ではなく、「素晴らしい価値があるからこそ、捨てない」というもの。この考え方をすべての活動に取り入れていきたいと思っています。

淡川さん:こちらが「TOO GOOD TO WASTE」のロゴマーク。野菜、⾁、⿂の捨ててしまいがちな部分にこそ価値があるという驚きを「!」で表現したデザインです。

TGTWのスローガンは「捨てたもんじゃない!」。私たちは、どんな食べ物も、端から端までおいしく食べられる使いみちがあると信じています。だからこそ、このロゴが表現するように、無駄を出さないだけじゃなく、捨てられがちなものの価値を見出していきたいですね。

松井さん:味の素グループは今までも、研究・開発・製造・流通の過程で食資源を活かすことを意識してきました。今後、TGTWでは私たちが原料から製品ができるまでに行っているフードロス削減の取り組み紹介だけでなく、みなさんに食卓でおいしく食べきって頂くところまでの取り組みアイデアをたくさん発信していきます!

「ほんだし®」の原料であるかつおは、あまらせることなく使い切る!

淡川さん:ここで、実際に味の素グループがおこなっているフードロス削減の取り組みをご紹介します。紹介してくれるのは、かつお調査担当の太田さんです。

太田さん:今回紹介するのは、おなじみの「ほんだし®」。実は「ほんだし®」はすべて天然のかつおから作っているんですが、その製造過程でフードロス削減に取り組んでいます。

太田さん:「ほんだし®」に使う鰹節は、漁船で凍らしたかつおを解凍し、切る、煮る、燻すの4ステップで作るんですね。この工程の中で、本来ならば骨や内臓は捨てられてしまいます。しかし、私たちは、骨や内臓にも手を加えて有効活用しているんです。

太田さん:たとえば、中骨はカルシウムが豊富なので、「毎日カルシウム・ほんだし®」などのカルシウム食品の原料に。頭や内臓は発酵させて有機質飼料や肥料にしたり、みなさんおなじみのある調味料に使用したりしています。

淡川さん:みなさん、どの調味料だと思いますか? 以下の選択肢から1つお選びください。

淡川さん:正解は……

淡川さん:「Cook Do®」のオイスターソース です! このほかにも、お醤油や、外食店向け調味料の原料としても使われているんですよね。

太田さん:はい。ほかにも

・かつおを煮込んだときの煮汁は、濃縮してかつおエキスや「ほんだし®」に使用
・燻すときの薪には、切っても再生できるナラ材を使用
・燻すときの燃えカスも肥料に活用

など、資源をあますことなく使い切る取り組みをしています。

淡川さん:太田さんは、かつおの保全活動もされているんですよね。

太田さん:はい。釣り上げたかつおに目印をつけて海に放ち、再び捕らえることで、かつおの回遊ルートを調べています。深夜や早朝に船に乗るし、1匹ずつ⼿作業で行うのでかなり⼤変なんですよ。

淡川さん:たしかに大変そう……! この取り組みを始めたきっかけはなんでしょう?

太田さん:この取り組みは、2009年の「ほんだし®」40周年のときに始めました。当時、「このままだとかつおがいなくなってしまう」という心配の声が上がっていたんですね。

太田さん:「かつおの持続可能な漁獲量」の上限は200万トンと言われています。しかし当時は、その上限近くまで漁獲が増えている時期でした。また、たくさん漁獲される一方で、⽇本近海や沿岸では不漁のときもあります。

これは「ほんだし®」を作る私たちとしても、かつおのことをもっとよく知り、見守る必要があるぞ、と。そんな理由から保全活動を始めました。

淡川さん:保全活動は10年以上続いていますが、今までどんなことがわかってきたのでしょう?

太田さん:かつおの行動は、今までは謎に包まれていたのですが、調査の結果、かつおには3つの回遊ルートがあることがわかりましたね。かつおは黒潮に乗って北上回遊すると思われていたんですが…実は黒潮沿いにくるのは例外で、黒潮に沿っても引き返してくるとか、寒くなると戻ってくるとか、グループに分かれて動いているという行動パターンや、昼は深く、夜は浅い海に⽣息しているという習性なども明らかになってきました。

淡川さん:そこまでわかっていたら、かつおが減ってきたときにも対策ができそうですね! それは、私たちが目指している「持続可能なかつおの供給」に繋がりそうです。

太田さん:その通りです。私たちはただ「ほんだし®」を作るだけじゃなく、持続可能な資源のために活動していくことが大切だと思っています。そこまでやって初めて、本当の「ほんだし®」作りと言えるのではないでしょうか。

「ほんだし®」 質疑応答コーナー

淡川:ここで質疑応答コーナーです。参加者のみなさんから、気になることや聞いてみたいことを募集しました!

太田さん:はい、加工は日本でおこなっています。鰹節を作ったあとの煮汁などの加工も、国内でやっていますよ。

淡川さん:瓶に詰め替えるのがオススメです。瓶で保存すると、袋のまま使うよりも固まりにくいですよ。一緒にスプーンなどを入れる場合は、乾燥しやすい素材のものを選んでください。

松井さん:袋タイプだと、どうしても空気が入ってしまう場合がありますもんね。

淡川さん:湿度の高い時期も、おいしく「ほんだし®」を味わっていただけると嬉しいです!

会社としてかつおの保全活動まで行っていることはあまり知られていなかったようで、参加者のみなさんから驚きと感心の声がたくさん上がりました!

参加者のみなさんが実践している、おうちでできるフードロス対策


イベントの最後は、参加者のみなさんと味の素社員が4つのグループに分かれてトーク!

フードロス問題に興味を持ったきっかけや、フードロス削減のためにおうちで実践していることを、ざっくばらんにお喋りしました。そのワンシーンを覗いてみましょう♪

■野菜を保存するときは、刻んで冷凍保存すれば、時短にもなる!

■フードプロセッサーを活用して、食材をあますことなくつかい切る!

■冷凍するイメージのない食材も、意外と冷凍保存が可能♪

■食べ残しは、コンポストで土に還す

和気あいあいとしたトークの中で、味の素社員も、参加者のみなさんから学ぶことが多かったようです。さて今回のファンミーティング、参加者のみなさんはどんな感想を持ったのでしょうか?

「TOO GOOD TO WASTE」プロジェクトに今後も注目!

「捨てたもんじゃない!」を合言葉に、フードロス削減についてたっぷり語った今回のファンミーティング。参加者のみなさんからいろいろな意見や実践方法をお聞きすることができて、味の素社員も多くの学びがあったようです。
松井さん:すでに家庭でできることを実践されている方も多くて、本当にすごいです。私はこの業務を担当してからフードロスに関心を持ちはじめたので……。まだまだ勉強しないとな、と思いました。

淡川さん:みなさんにお会いできて、社員一同嬉しく思っています。これからも楽しいイベントを企画していくので、ぜひまたご参加くださいね!
「おいしい未来」をめざして、まだまだ始まったばかりの「TOO GOOD TO WASTE」プロジェクト。参加者のみなさんからいただいた、たくさんのフードロス削減アイデアは、今後スペシャルサイトで公開を予定しています。また、「捨てたもんじゃない!」レシピもどんどん増やしていきますので、お見逃しなく♪ぜひ、おうちでもレシピやアイデアをお試しくださいね!

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