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いつものお皿で映えおせち☆ 手軽にできる盛りつけ

年の瀬を迎えたと思ったらアッという間にお正月!

家族と過ごす時間や年末年始の大掃除で忙しいなかでも、一年のはじまりは特別なおせち料理でお祝いしたい!
だけど、華やかなお正月の料理は盛りつけがたいへんそう…なんてこともしばしば。

今回は、フードスタイリスト・料理家の岡本ゆかこさんに、おうちにあるお皿でも華やかに盛りつけることができて、お正月感を演出できるおせちの盛りつけ術について教えていただきました♪

はじめてチャレンジする方でもすぐに実践できるコツをたっぷりご紹介☆
さらに!あまりがちなおせち料理を、大胆に活用したアレンジレシピも◎お正月にぜひチャレンジしてみてくださいね。

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岡本さん流!手軽にできるおせち料理の盛りつけ術

なにかと準備をしなければいけないと考えてしまうお正月の食卓。

でも岡本さんいわく、お正月ならではの特別感を出すのも悪くはないけれど、無理をする必要はないんだとか。

豪華なお皿やお重をつかわなくてもお正月を楽しめるおせち料理の盛りつけには、どのようなポイントがあるのでしょうか。岡本さんから手軽にできる3つのコツを教えてもらいました!

■おせち料理をきれいに見せる3つのコツ

1. 適度に余白を残す
詰め込みすぎずに、適度に余白を残すと、いつもよりワンランクアップしたきれいな盛りつけが簡単にできます!

2. 柚子釜を使ったり器を重ねたりして、高低差をつける
黒豆や紅白なますなど、汁気があるものは器を別にすると盛りやすく、見栄えもアップ◎

3. 型抜きやあしらいで華やかに
野菜を縁起のよい「松」などで型抜きしたり、菊や南天(なんてん)をあしらうと華やかさがプラスされます☆

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「お正月用と日常用とで分けて考えてしまうと難しいかもしれませんが、日常の中で使っているアイテムをお正月用に使えないかなって考えてみるといいと思います。

でも、やっぱりおせちの盛り付けが難しいなと感じる方は、食卓の飾りつけから挑戦してみるとよいと思います。たとえば、おうちにある和酒器などを花瓶にすればそれだけでお正月感が出ますよ」と岡本さん。

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ここからは、そんな岡本さんが実際に考えたおせちの盛りつけ方法とともにきれいに見せるコツをご紹介します!

白いお皿でもおしゃれなワンプレートおせちに♪

特別な準備は必要なし♪

おうちにあるアイテムを活用するだけでできるアイデアばかりです!

「おせち料理をきれいに見せる3つのコツ」以外にも、盛りつけの参考になるポイントをたくさん教えていただきました☆

■ワンプレートでつくる!映えおせちの盛りつけ方を解説☆

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おせち料理を盛りつけるときには、まずは適度に余白を残すことを意識◎

お正月の料理と聞くと、お皿いっぱいに盛りつけなきゃ…と思ってしまいがちですが、岡本さんによれば「詰め込みすぎずに、余白を残すことがきれいに見せるコツ」なのだとか。

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黒豆や紅白なますなどの汁気のある料理は、柚子釜や小鉢に入れることで立体感を出します。

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煮しめやごぼうのたたきなど、土台になる大きめなお料理からお皿の奥のほうに盛っていくのがポイント!

ワンランクアップの技として、松の葉を料理の下に敷くのもおすすめなんだとか。高級感を演出できて、いつもと違ったおせちを楽しめますよ♪

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そこに立てかけるようにして海老のつや煮、こんぶ巻き、栗きんとんなどアクセントとなる料理を置いていくと、一気に見た目が華やかに◎

おせち全体を立体的に見せることがワンランクアップさせるポイントなんだそうです☆

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ここでちょっとした応用テクニックをご紹介♪

煮しめの下にも敷いている松の葉に黒豆を刺して置いてみると、お正月ムードも演出されます!

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にんじんや大根などの食材には抜き型であしらいをプラス♪

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型抜きした野菜やかまぼこなどの華やかさのあるお料理は、最後にバランスを見ながら置けばワンランクアップのワンプレートおせちができあがり!

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また、岡本さんに教えてもらったテクニックを応用すれば、重箱やおぼんにおせち料理を盛りつけてもきれいに見せることができます!

■おうちにあるお盆も立派なお皿として活用できる♪

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おうちにあるお盆もお正月ムードを演出する素敵なお皿に大変身!

黒いお盆をお皿としてつかうときには、黒や茶色の料理が地味になってしまうので、松の葉や白い小鉢をはさんでおくと色合いが華やかに。

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プロの様な立体的な盛りつけに挑戦するには、三角形を意識。にんじんやきぬさやなどの彩りが華やかな食材は、三角形に置きやすいのでぜひ挑戦してみてください!

■本格的なお重も!余白を意識して盛りつけ☆

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できたらいいなと思うけど、難しそうでなかなか手が出せないお重への盛りつけ。

こちらも「余白を意識すると、いつもとは違った雰囲気の盛りつけができますよ」と岡本さん。

適度に余白を残しつつ、柚子釜などの小皿を活用したり、あしらいを入れたりすることで、素敵なお重おせちが完成します☆

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和食は基本的に色合いが暗めなことが多いので、食用菊を散らしてみると彩りが加わってより華やかな印象になりますよ♪

きぬさやや南天で緑をプラスするのもポイント!

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あまったおせちが大変身!アレンジレシピをご紹介♪

おうちにあるものをつかったお手軽なおせち盛りつけ術をご紹介してきましたが、お正月の定番だからこそ作りすぎてしまったり、味に飽きてきて余ってしまったりすることはありませんか?

だけど、せっかく作ったおせちをそのまま無駄にしてしまってはもったいない!ということで、あまったおせち料理を活用したアレンジレシピも岡本さんに教えてもらいました☆

大胆に洋風へとアレンジしたものからお子様も喜ぶスイーツまで!おせちのときとは違ったおいしさを味わえるレシピを3つご紹介します♪

■伊達巻・かまぼこを具材にしたアイディア「春巻き」

最初にお届けするのは、数が多かったり、切れ端があまってしまったりしがちな伊達巻やかまぼこを活用したアレンジレシピ。カリっとした食感のなかに、伊達巻の甘味やかまぼこのうま味がしっかり詰まった一品です♪

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■さっぱりとした酸味が美味な「なますエスカベッシュ風」

おせち料理の甘さに飽きてしまったときは、なますのさっぱりとした酸味を活用!地中海料理のひとつであるエスカベッシュ(魚などの南蛮漬け)風に♪つけ汁にレモンをつかうことで、より爽やかな味わいを楽しめますよ。

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■煮汁も活用☆カステラで簡単「黒豆ティラミス」

最後にご紹介するのは、スイーツ好きなお子様にもうれしい黒豆をつかったティラミスです!

市販のカステラに黒豆の汁を染み込ませるのがポイント☆黒豆の甘味がカステラに染みわたり、上品な風味を引き立てます。

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新しい一年を華やかなおせち料理でお祝い☆

難しいイメージのあったおせち料理の盛りつけですが、ちょっとしたコツをおさえれば、おうちにあるものでも華麗に実践できるというから驚きです☆その見栄えに思わず空腹が刺激され、お正月から楽しい食卓になること間違いなし♪

新年のはじまりにぜひ映えるおせち料理の盛りつけにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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