レシピを公開しはじめて24年!「レシピ大百科®」仕事の現場から
こんにちは!味の素社オウンドメディアGの三宅 由里子です。2018年から「AJINOMOTO PARK」にたずさわり、おもに「レシピ大百科®」の運営を担当しています。
今回は担当メンバーを代表して、サイト制作のこだわりや苦労話など「レシピ大百科®」の舞台裏についてご紹介したいと思います!
実は業界最古級!時代とともに歩み続ける「レシピ大百科®」
「レシピ大百科®」はレシピサイトとして歴史があって、なかには1996年から公開しているレシピもあります。当時はちょうどインターネットが普及し始めた時期。Web上でレシピが公開されること自体がまれでした。
なので、なかにはレシピ名がシンプルすぎるものや、写真がデジタルじゃないものも…。
検索してサイトにきてくださる方の多くは、写真とレシピ名、キャッチコピーでレシピを見るかどうかを判断されています。なので、より魅力が伝わりやすいように、レシピ名を更新したり、「作ってみたい!」と思っていただけるような写真に撮影し直したり。
「どうやったらレシピのいいところがみなさんに伝わるんだろう?」と、日々こだわって試行錯誤しています。
たとえば、「寄せ鍋」。古いレシピ画像では、あわ麩やはまぐりなど、ちょっと手に入りにくいものがレシピに含まれ、食材の種類や分量も今の時代にそぐわないくらい多くて…。料亭もびっくり!な豪華な内容(笑)で、今の時代、現実だとこんなにいらないよねと。
古い寄せ鍋の写真
最近は、市販の鍋の素を使って簡単に鍋が作れますが、「自宅にある調味料だけで作れる鍋はやっぱりあってもいい」ということになり、レシピを作り直すことに。
新しい寄せ鍋の写真
食材の入手のしやすさや家族構成など、現代の家庭にマッチするように材料や分量を大胆に見直したところ、昨年新たに公開したレシピのなかでも上位にランクインするほどの人気レシピになりました。時代に合わせてアップデートしたレシピが支持いただけた好例です。
伝統を大切にしながら、よりお役立ちできるサイト作りを目指して
1万件以上もあるレシピを、より生活者さまのお役に立つよう収集・整理してお届けすることも、私たちの大切な仕事のひとつです。
たとえば昨年は、とくにおうちで料理を楽しむ機会が大幅に増えました。ステイホーム需要の高まりに応えるかたちで、おうちごはんの特設サイトを立ち上げています。
火を使わないもの、ホットプレートを囲んで家族みんなで作るところから楽しめるものなど、子どもと一緒におうち時間を楽しめるようなレシピがとくに人気でした。
また、自宅でのランチに困った方が多かったせいか、手間ひまかけずにお肉も野菜もひとつのお椀で食べられる具だくさんなみそ汁にも注目が集まりました。食べる人にも、作る人にもうれしいレシピが求められていることを実感しています。
生活者さまの声が道しるべに
「レシピ大百科®」では、生活者さまからのご意見を多くいただいています。「いつも楽しんでいます!」という言葉がいただけるのがすごくうれしくて…。すぐにみんなで共有して励みにしています。
また、表記をわかりやすくしているつもりでも、「うまく作れなかった」というお声をいただいて、「この書き方ではわかりづらかったか…!」と気づかされることも少なくありません。
「レシピ大百科®」を運営している私たちは、特定の商品だけを担当しているわけではありません。だからこそ、「いちばんおいしいのは?」「簡単でおいしい作り方は?」という生活者目線を大切にしています。
どんなに自信をもって提供している商品でも、「そんな使い方はしないでしょ」と思えるようなレシピはあってはいけない。いろんな場面で、生活者さまに近い視点で商品と関わり、よりよいかたちで提供することが私たちの大切な役目です。
直接お会いする機会はあまりありませんが、生活者さまのほうをちゃんと向き続けることが、サイトを運営する上で何より大切だと思っています。私が味の素社に入社したのは、食べることが何より大好きだから。レシピの向こう側にいる作る人と食べる人のことを想像しながら、少しでも笑顔のお手伝いができるよう、これからもサイト作りに取り組んでいきたいと思います!
ぜひ「AJINOMOTO PARK」、そして「レシピ大百科®」にも遊びにきてくださいね。